大牟田陸上競技協会 歴史 & 記録集
昭和3年に当時の大牟田市長を会長として発足した大牟田市陸上競技協会は、翌昭和4年に昭和天皇の即位の御大典を
記念して開場した「大牟田市御大典(ごたいてん)記念グラウンド」を中心に競技会を運営しています。
九州で3番目にできた歴史ある競技場で、当時は一周400mの6レーン、直走路220m。
今と同じくホームストレートは南北に位置し、夏のシーズンは追風を受け好記録が出ていたそうです。
昭和23年にはこのグラウンドで「全九州都市対抗陸上」が始まり、歴史に残るレースが繰り広げられました。
なかでも、昭和47年第25回大会の男子100mでは、日本短距離界の名スプリンター神野正英(北九州市)と
貝原幸三(西彼杵郡)の両選手共に10秒1(シンダートラック)の同着という名勝負が繰り広げられ、今でも
この記録が大会記録として輝いています。
現在も直走路は93mあり、100m競走では記録が出やすいと言われています。
また、走路のウレタンは軟らかく好反発で記録が出やすいグラウンドです。
延命の森に抱かれ、今も日々多くのランナーが、汗を流しています。
2024年度からは、毎月1回の記録会を多種多様な形で開催しています。